ブランド別魅力度調査ランキング
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セグメント別トップ3モデル(乗用車部門)
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セグメント別トップ3モデル(乗用車以外)
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 米国のCS(顧客満足度)に関する調査・コンサルティング会社、J.D.Power and Associates社は2016年7月27日、2016年米国自動車魅力度調査(Automotive Performance, Execution and Layout、略称APEAL)の結果を発表した。

 調査では、死角監視システムや低速での衝突回避システムなど、最新の安全機能を搭載した新型車は、搭載していないモデルに比べて大幅に魅力度スコアが高いことが分かった。死角監視システム搭載車のオーナーは全体の41%で平均スコアは821、非搭載車オーナーのスコアは787と低かった。同様に、衝突回避システム搭載車オーナーは全体の30%で平均スコアが828、非搭載車オーナーが790だった。

新型車の増加で平均スコアは向上

 今回調査した30車種の中には、全面改良モデルもしくは新規導入モデルが22車種含まれていた。新車種がいつもより多く発売されたため、平均スコアが前年より3ポイント向上して801になった。

 また、魅力度を測る10のカテゴリーのうち、9カテゴリーが前年より改善した。最もスコアが伸びたのは「燃費」で、前年より14ポイント増えた。「オーディオ/通信/エンターテインメント/ナビゲーション(ACEN)」が6ポイント、「視認性と安全性」が4ポイント増えている。一方、「エンジン/変速機」カテゴリーは1ポイント減となった。これは8速や9速の自動変速機が増加する中で、シフトチェンジの滑らかさに対するユーザーの意識が高まったためと見られる。

 購入から3カ月以内に不具合がなく、魅力度スコアが平均以上のモデルの場合、約90%の人が友人や知人にそのモデルを推奨する意向を持つことがわかった。逆に不具合がなくても魅力度スコアが低い場合は推奨意向が64%に下がり、低魅力度で不具合があると推奨意向は49%まで落ちる。