設備整備計画認定式の様子
設備整備計画認定式の様子
(出所:ガイアパワー)
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 ガイアパワー(徳島県阿南市)は、農山漁村再生可能エネルギー法に基づき、農地を転用した2サイト合計約4MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設する。7月24日に設備整備計画認定式および建設工事の起工式を行った。

 転用する農地は、B分類(再生利用が困難とみられる荒廃農地)の第一種農地となる。

 発電所名は「長生三倉第一発電所」と「長生三倉第二発電所」。想定年間発電量は、2サイト合計で約476万kWhとなり、これは一般家庭約1460世帯分の年間使用量に相当し、年間約2400tのCO2排出削減効果が見込める。設計・施工はガイアパワーが担当する。

 長生三倉第一発電所は、出力2.222MW、想定年間発電量は260万658kWh。事業会社はGP長生第一合同会社で、運転開始は2017年9月の予定。長生三倉第二発電所は、出力1.848MW、想定年間発電量は216万2709kWh。事業会社はGP長生第二合同会社で、運転開始は2018年3月の予定。

 阿南市では、農業従事者の高齢化や担い手不足、野生鳥獣による農作物への被害などで荒廃農地が年々増えており、農地の多面的機能の保全に向けた放棄地の再生・利活用が課題となっていた。ガイアパワーは、再エネ発電で得られた収益を地域に還元し、地元農林漁業の活性化に寄与したいとしている。