ルネサス エレクトロニクスは、2017年第2四半期(2017年4月1日~6月30日)の業績を発表した(ニュースリリース)。売上高は1981億円で、2016年第2四半期(2016年4月1日~6月30日)と比べて30.4%増加した。1981億円の大半を占める半導体売上高は1943億円で、2016年Q2比で31.7%の増加となった。

2017年第2四半期決算概要。ルネサスのスライド。
2017年第2四半期決算概要。ルネサスのスライド。
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 米Intersil社統合前だった2016年Q2のルネサスの半導体売上高は1475億円で、2017年Q2はそれより468億円増えた。このうち130億円は熊本地震からの復旧による増加分。337億円は売上増による増加分(Intersil統合分を含む)。なお、統合前のルネサスとIntersilの売上高の比率は9:1程度である。例えば、2016年Q2のIntersilの売上高は145億円程度。2017年Q2の売上増は、統合効果よりも、製品売上増の方が利いていると見られる。2016年Q2のルネサスの売上高にIntersilの売上高を加えて、それと2017年Q2の売上高を比べると、2017年Q2の半導体売上高の前年同期比は19.9%増となる。

半導体売上高増減分の内訳。ルネサスのスライド。
半導体売上高増減分の内訳。ルネサスのスライド。
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