テキサス州ケーティ市の新工場
テキサス州ケーティ市の新工場
(出所:TMEIC)
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既存のヒューストン工場に続き北米で2カ所目の製造拠点に
既存のヒューストン工場に続き北米で2カ所目の製造拠点に
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 東芝三菱電機産業システム(TMEIC)は7月26日、米テキサス州ケーティ市に建設していたパワーエレクトロニクス工場が8月に竣工し、生産を開始すると発表した。敷地面積は1万3100m2、建屋の面積は4180m2。北米でのパワーエレクトロニクス事業を強化する一環となる。

 TMEICはすでに2014年から、テキサス州ヒューストン市に工場を稼働している。新工場のあるケーティ市は、ヒューストン市に隣接する位置にある。今回の新工場建設により太陽光発電向けパワーコンディショナ-(PCS)の生産能力は約3倍に拡大する。

 同社ではこれまでに米国の2カ所の工場設立に約25億円を投資し、2016年度に約20億円の売り上げとなった。さらに、2017年度に約2.5倍の50億円、3年後の2020年度には約5倍の100億円規模の売り上げを計画している。

 新工場の稼働に先駆け、大容量PCSの新製品を開発していた。従来、最大で定格出力2.7MWだったラインナップに3.2MW機を加えた(関連記事)。新工場ではこの3.2MWの新型機を製造する。

 今回竣工した新ケーティ工場と既存のヒューストン工場では、PCSのほか、モータ駆動用インバータ装置なども製造する。同社では、両工場を足場に「高品質で競争力のあるパワーエレクトロニクス技術の応用製品を北米市場に展開していく」としている。