烏山区民センター前広場(東京都世田谷区)に設置したソーラー充電スタン
烏山区民センター前広場(東京都世田谷区)に設置したソーラー充電スタン
ド(出所:シャープ)
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メリケンパーク(兵庫県神戸市)に設置したソーラー充電スタンド
メリケンパーク(兵庫県神戸市)に設置したソーラー充電スタンド
(出所:シャープ)
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 太陽光発電の電気で夜間に照明を点灯し、携帯電話を充電できる「ソーラー充電スタンド」が、東京都世田谷区の「烏山区民センター前広場」、兵庫県神戸市の「メリケンパーク」に設置された。烏山区民センター前広場では6月29日から、メリケンパークでは7月15日から運用を開始した。

 これは、シャープ製のソーラー充電スタンド「LN-CA2A」。同社製の太陽電池モジュール「BLACKSOLAR」を搭載し、太陽光で発電した電気を蓄電池に蓄え、日没後にLED照明を自動点灯する。また、充電ボックスを備え、スマートフォンや携帯電話を充電できる。充電口数は4口(同時4台充電可能)。全高は約4m。希望小売価格は250万円(税別)。

 自治体向けのソーラー充電スタンドの設置は全国初の事例となる。烏山区民センター前広場はアイム・ユニバース(東京都杉並区)が、メリケンパークは、新日本住設(神戸市)が寄贈した。観光客や近隣施設利用者のニーズに対応する充電スポットとして、万が一の災害時には貴重な社会インフラとして地域に貢献するという。

 シャープによると、東京都が自立型ソーラースタンド普及促進事業として都内自治体への補助金交付を決めるなど、各地の自治体で太陽光発電促進の機運が高まっているという。同社は、今回の世田谷区と神戸市への設置を契機に、ソーラー充電スタンドの全国各地への普及に取り組むという。