富士通グループが2017年5月に策定した中長期環境ビジョンの目標
富士通グループが2017年5月に策定した中長期環境ビジョンの目標
(出所:富士通)
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 富士通は7月20日、事業で使用する電力を「100%再生可能エネルギー」で賄うことを目指す国際的なイニシアチブ「RE100」に加盟したと発表した、国内企業では初のゴールドメンバーという。国内外の富士通グループ拠点で消費する電力を、2030年までに40%、2050年までに100%再エネ由来とすることを目指す。

 具体的には、海外データセンターなどの国内外拠点で、各地域に応じた最適な手段を検討し、再エネ由来の電力調達を拡大する。また、エネルギーマネジメントや貯蔵などの技術研究や技術実証にも取り組み、社会全体の再エネ普及の拡大に貢献する。

 富士通グループでは、2017年5月に策定した中長期環境ビジョン「FUJITSU Climate and Energy Vision」にて、2050年までにCO2ゼロエミッションの実現を目標に掲げている。この削減目標は、科学的知見に基づくことを示すSBT(Science Based Targets)イニシアチブに認定されている。

 RE100の参加により、グループ全体で再エネ利用の拡大に向けた取り組みをさらに強化する。