EV(電気自動車)ベンチャーの米Faraday Future社は、自動運転に関するシンポジウム「AUVSI Automated Vehicle Symposium 2016」(2016年7月19~21日、米サンフランシスコ)で講演し、今後2~3年以内に量産する予定のEV向けに、自動運転機能の開発を行っていることを明らかにした。

図1 Faraday Future社のJan Becker博士
図1 Faraday Future社のJan Becker博士
同社Automated Driving担当シニアディレクターでStanford大学の講師も務める
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量産に向け着実な成長をアピール

 Faraday Future社は今年1月の「International CES 2016」(米ラスベガス)で事業計画とプロトタイプを世界初公開して、自動車業界とIT業界から大きな注目を集めた。中国のインターネット関連企業のLeTV社などが事業パートナーとなり、その当時、創業から約1年で従業員が800人を超えるという大型投資を行っていた。

 米国では「米Apple社のEV事業計画であるプロジェクト・タイタンの実動部隊ではないか?」との報道もある。実際、CESで同社の幹部はApple社と頻繁に会合を持っていると述べていた。