住友生命保険、南アフリカの金融サービス会社Discovery、ソフトバンクの3社は、Discoveryのウェルネスプログラム「Vitality」を日本市場に導入する「Japan Vitality Project」の取組みを共同で開始する。

 今回の取組みにおいて、住友生命保険とDiscoveryは健康増進型保険の開発で提携。住友生命保険とソフトバンクは、IoTを活用したデータ収集のプラットフォーム構築などで提携する。

 Vitalityは、健康を改善するツールや関連知識、それを促すインセンティブなどを提供することで、保険加入者がより健康になることをサポートするプログラム。生活習慣病の増加を抑える上で重要な「健康チェック」「予防」「運動」に着目し、臨床研究や行動経済学に基づいて保険加入者の健康増進への意欲を高める。

 各種インセンティブが長期的な健康増進に寄与する行動変化を促すという仕組みが、保険商品に組み込まれている。これにより、保険会社や保険加入者の双方にメリットの好循環をもたらし、社会全体の健康増進にも寄与するという。

 Japan Vitality Projectは、Vitalityを通じて日本の顧客に継続的な健康増進活動を促し、顧客の健康状態の向上と健康長寿社会の実現に寄与することが目的。「お客さま」「社会」「企業・従業員」が共有価値を創造する「Creating Shared Value」の概念に基づいたプロジェクトとして、当局認可を前提に早期のサービス導入を目指す。