ホンダとソフトバンクが人工知能(AI)の研究開発で手を組んだ。クルマが運転者の感情を推定するとともに、クルマ自らも感情を持って運転者と対話できるシステムを目指す。

 「AIの大幅な進歩によって、データ活用の研究開発のスピードがいよいよ次の段階にきた。AIを用いることで、愛着を持って一緒に過ごしてもらえる、生活を共にできる存在を作りたい」。

図1 本田技術研究所社長の松本宜之氏
図1 本田技術研究所社長の松本宜之氏
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 2016年7月21日にソフトバンクグループのイベントで講演した本田技術研究所社長の松本宜之氏はこう語り、AI研究を強化する方針を示した(図1)。ソフトバンクとの共同研究の成果は、4輪車だけでなく、2輪車や汎用製品(農業機械など)、ロボット、航空機などにも実装していく」(同氏)方針だ。