オリックス・レンテック(本社東京)は、自動搬送ロボット(AGV)のレンタルサービスを開始する(ニュースリリース)。同社が2016年4月から展開しているロボットレンタルサービス「RoboRen」の一環(関連記事)。具体的には、今回新たに日本電産シンポのAGV「S-CART100」と、オムロンのAGV「LD」シリーズを貸し出す。

 S-CART100は、最大搬送質量が100kg。タブレット端末で走行経路を容易に設定でき、急な経路変更にも対応しやすい。障害物を自動検知し自動停止するため、安全性も確保できるという。LDシリーズは、LD-60、同90、同130CTをラインアップする。最大搬送質量は、それぞれ60、90、130kg。事前にルートを登録する必要がないのが特徴で、内蔵のレーザースキャナーで周囲の空間距離を測定して自動的に最短経路を導出。障害物を回避しながら目的地まで走行する。

表 レンタルする自動搬送ロボット
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表 レンタルする自動搬送ロボット

 現場環境での利用が可能かどうかを導入前に検証するためのメニュー、「3カ月お試しレンタルパック」を提供する。同メニューにおける3カ月のレンタル料金は、S-CART100が60万9000円(税別)、LD-60と同90が113万4000円(同)、LD-130CTが178万5000円(同)。