廃棄物の処理などの事業を全米で手がけるWaste Management(WM)社は7月18日、マサチューセッツ(MA)州の「ハドソン(Hudson)/ストウ(Stow)埋め立て地」で連系出力5MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)が完成したと発表した。ハドソン/ストウ埋め立て地は1997年に閉鎖され、遊休地となっていた。

米Waste Management社とCaptona Partners社が共同で建設したHudson/Stow埋め立て地の5MWメガソーラー
米Waste Management社とCaptona Partners社が共同で建設したHudson/Stow埋め立て地の5MWメガソーラー
(出所:Waste Management/Captona Partners)
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 同メガソーラーは、提携企業で事業主体であるCaptona Partners社とWM社が共同で取り組んでいたもの。28エーカー(約11万3300m2)以上の土地に、1万8216枚の太陽光パネルを並べた。この地域の世帯1000軒分の電力を賄えるとしている。

 WM社のChris DeSantis エリア副社長は、「メガソーラーは広大な土地を必要するため、閉鎖された埋め立て地はその用地として最適だ。これまでにも、米国内の閉鎖埋め立て地で同様のプロジェクトを開発してきた。マサチューセッツ州では、今回のプロジェクトが4件目となる」と胸を張る。

 他の3件のメガソーラーは、チコピー(Chicopee)にある「MTサリバン埋め立て地」の2MW、バークリー(Berkley)にある「バークリー埋め立て地」の3.6MW、エイムズベリー(Amesbury)にある「ハンツロード(Hunt Road)埋め立て地」の4.5MW。

 チコピーとバークリーの2件は今回と同様にCaptona Partners社、エイムズベリーの案件はCitizens Energy社がそれぞれプロジェクト開発の主体となっている。Citizens Energy社は、ケネディ家が創立した非営利のエネルギー事業者として知られる(関連記事)。