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HOMEエネルギー > 太陽光パネルの高温高湿試験を70倍に高速化、産総研が開発

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太陽光パネルの高温高湿試験を70倍に高速化、産総研が開発

  • 金子 憲治=日経BPクリーンテック研究所
  • 2016/07/18 22:22
  • 1/1ページ
太陽電池セルを酢酸蒸気に直接、曝露させた場合のEL検査画像
(出所:産総研)
[画像のクリックで拡大表示]

 産業技術総合研究所(AIST)は6月15日、結晶シリコン型太陽光パネル(モジュール)の高温高湿環境下の加速試験を70倍以上、高速化できる試験方法を開発したと発表した。産総研 太陽光発電研究センター モジュール信頼性チームの成果。

 結晶シリコン型太陽電池モジュールでは、高温高湿の環境下に長時間、晒されると、封止材の加水分解で発生した酢酸が、太陽電池セル(発電素子)に印刷された銀フィンガー電極を腐食し、電極とシリコン界面の抵抗が高くなることが判明していた。

 そこで、銀フィンガー電極の信頼性を確認する加速試験の手法として、セルをモジュール化し、温度85℃、相対湿度85%の高温高圧試験を3000~5000時間かけて実施してきた。

 産総研では、太陽電池セルを酢酸蒸気に直接、曝露させることによっても、高温高圧の環境下でのモジュールに観測される劣化と同様の現象が、短時間のうちに銀フィンガー電極に発生することを見出した。劣化現象の発生速度は、モジュールで実施する従来手法の約70倍になるという。

 こうした現象を加速試験に応用することで、太陽電池セル電極の信頼性を、70倍以上の速さで容易に判別できるとしている。

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