米Sunworks社は14日、米アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)の配送センター屋上に設置する太陽光発電システムの施工業務などを受注したと発表した。今回のプロジェクトでは、ネバダ州リノ(Reno)とコネチカット州ウィンザー(Windsor)の2カ所の配送センターに1MWの太陽光パネルを設置するという。

 Sunworks社とアマゾンとの契約は、今年7月から10月までの12週間にわたる。Sunworks社が設計や技術面をサポートし、各プロジェクトの管理や進捗状況の報告書作成なども担当する。

 アマゾンなど米国のICT関連企業は近年、太陽光や風力など再生可能エネルギーの導入に取り組んでいる。アマゾンは配送センターの屋上だけでなく地上設置のメガソーラー(大規模太陽光発電所)も建設し、データセンターなどの低炭素化を進めている(関連記事)。

 アマゾンは2016年4月、アップル、グーグル、マイクロソフトとともに米環境保護庁(EPA)の「クリーンパワー計画(Clean Power Plan)」による再エネ普及を支持する意向を表明するなど、ICT業界でも特に主導的な役割を果たしている。