「さっそく定例会議の議題の1つになりましたよ。さすがですね、ポケモン」。「AR(拡張現実感)グラス」や没入型ヘッドマウントディスプレー(HMD)を手掛ける米Vuzix社の日本支店長の藤井慶一郎氏はこう語る。
ここでの「ポケモン」とは、日本に先駆けて米国やオーストラリアなどでリリースされたスマートフォン向けARゲーム「Pokémon GO(以下、ポケモンGO)」を指す。藤井氏によれば、同社の役員が、ポケモンGOに熱中する自分の子供の姿を見て強い関心を寄せ、ARグラス事業にも影響を及ぼすと考え、議題に上げたという。