太陽光発電システムを手がけるエクソル(京都市中京区)は6月28日、太陽光発電所の評価サービスを開始すると発表した。
電気、基礎と架台、土木と排水、各種の申請、機器選定という5つの項目について、太陽光発電所の設計の図面から、現場の状況までを検査する。その結果を総合的に評価して、A~Eの5段階で判定し、顧客に報告する。
このうち、C~Eの判定を下した発電所には、不具合があり、改善が必要になる。不具合のある場所を改善する工事に加え、その後の適切な点検・保守によって、長期安定稼働を実現できる状態を保てるようになるとしている。
2017年4月に固定価格買取制度(FIT)に関する改正法が施行される。改正により、安全性に問題があると判断された太陽光発電所には、行政による指導・勧告・改善命令が出され、それでも改善されない場合、設備認定を取り消せるようになる見込みだ。
同社では、こうしたFITの見直しに対応し、発電事業者などによる太陽光発電所の安全性の確保や維持のニーズに応える。