エンケイのタイ現地法人Enkei Thai社での採用事例
エンケイのタイ現地法人Enkei Thai社での採用事例
(出所:京セラ)
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ジェイテクトのタイ現地法人JTEKT Automotive (Thailand)社での採用事例
ジェイテクトのタイ現地法人JTEKT Automotive (Thailand)社での採用事例
(出所:京セラ)
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 京セラは、タイの太陽光発電事業を約2.5倍に拡大させる。同国の大手太陽光発電ディベロッパーSPCG社と連繋し、主に日系企業のタイ現地法人向けに工場屋根への自家消費型太陽光の導入を推進する。

 2017年度には、同国内の売り上げを前の年度に比べ約2.5倍に拡大させる計画。具体的な金額は非公表。2017年7月5日に発表した。

 タイでは、消費エネルギーの約60%が輸入化石燃料で、エネルギーの海外依存が課題となっている。タイ政府は、太陽光の累計導入量を2015年の2GWから2036年までに6GWに拡大することを目指し、固定価格買取制度や法人税控除制度などで推進している。

 近年では、電力系統への負荷を増やさない自家消費型の屋根上太陽光を推進し、住宅や工場への設置が進んでいる。

 京セラは、2009年からSPCG社と連携し、同国での太陽光事業を推進してきた。SPCG社は、2009~2014年に京セラ製パネルを採用した発電所を35カ所開発した実績がある。その後、自家消費型の屋根上システムにも事業拡大している。

 京セラのタイでの売り上げは、SPCG社の成長に伴い、2016年度に前の年度比で約3倍に拡大した。2017年度は、さらに2.5倍に拡大させる方針。