米国のエネルギー事業大手であるDuke Energy社は7月7日、米インディアナ州南西部のブルーミントン(Bloomington)近郊にあるクレーン海軍基地(Naval Support Activity Crane、通称はCrane naval station)で出力17MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設すると発表した。

 インディアナ州公益事業委員会(Indiana Utility Regulatory Commission: IURC)が同メガソーラーの建設を承認し、Duke Energy社がクレーン海軍基地の南東部にある約145エーカー(58万7000㎡)の土地に建設する。

 今月中に施工を開始し、約7万6000枚の太陽光パネルを設置する。系統への接続と売電の開始は2017年の前半を見込んでいる。

 今回のメガソーラー事業は、インディアナ州で2番目に大きく、Duke Energy社が同州の系統で運用する太陽光発電所では最大となる。

 同社が米海軍省(Department of the Navy)との提携によって建設するメガソーラーとしては、2つ目の主要なプロジェクトである。最初のプロジェクトでは、2015年にノースカロライナ州東部のCamp Lejeuneに13MWのメガソーラーを建設、現在稼働中である。

 米国では、陸海空軍の基地においても再生可能エネルギーの導入が積極的に進められている(関連記事123)。

 Duke Energy社は、メガソーラーやウィンドファームなどの再エネ電源を積極的に導入している。現在、風力と太陽光の電源を12州で展開しており、合計で2000MW(2GW)以上を運用中という。

 フロリダ州では米Walt Disney社と提携し、ミッキーマウス形のメガソーラーを建設するなど、話題性のあるプロジェクトにも取り組んでいる(関連記事4)。