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HOMEエネルギーメガソーラー > 郡山市、「再エネ水素」で燃料電池車を運用、太陽光で水電解

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郡山市、「再エネ水素」で燃料電池車を運用、太陽光で水電解

  • 金子憲治=日経BP総研 クリーンテック研究所
  • 2017/07/10 14:07
  • 1/1ページ
ホンダと岩谷産業が共同開発した「パッケージ型スマート水素ステーション(SHS)」
(出所:日経BP)
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水素を充てんするプラグ
(出所:日経BP)
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太陽光パネルの電気で水素を製造
(出所:日経BP)
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 福島県郡山市は6月8日、県内で初となる「水素ステーション」を市役所の敷地内に開設した。再生可能エネルギーによる水素で、燃料電池自動車(FCV)を運用する。

 同市では、水素ステーションの設置と同時に、FCV1台と、出力10kWの太陽光発電システムを導入した。太陽光発電の電力を使って水素を製造し、FCVの燃料に活用する。

 設置した水素ステーションは、ホンダと岩谷産業が共同開発した「パッケージ型スマート水素ステーション(SHS)」。同ステーションは、高圧水電解システムを採用したのが特徴で、圧縮機を使用せず、製造圧力40MPa(400気圧)の水素を1日最大1.5kg製造し、19kg貯められる。

 FCVは、ホンダ製の「クラリティ」をリース方式で導入した。SHSが1日に製造できる1.5kgの水素で約150kmを走行できる。

 太陽光パネルは、パナソニック製を採用した。水素ステーションは、太陽光発電システムと交流ケーブルで直接、つながっており、晴天時は太陽光の電力を優先的に使い、曇天や夜間などには、市役所の構内系統を介して、商用電力を使う仕組みになっている。

 水素ステーションと太陽光発電システムの総事業費は約1億9000万円で、そのうち4分の3に当たる1億2000万円を環境省の「地域再エネ水素ステーション導入事業」による補助金で賄った。

 10kWの太陽光パネルとSHSを組み合わせた場合、一般的に2~3台のFCVを再エネ由来の水素で運用できるという。そこで、郡山市では今後、事前登録制で市民などにも水素ステーションを無料で開放する方針だ。

 環境省の「地域再エネ水素ステーション導入事業」では、2015年度に5件、2016年度に12件が全国で採択されている。東北地方では、仙台市と福島県相馬市、青森県おいらせ町でも、「再エネ水素ステーション」プロジェクトが進んでいる。

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