千葉事業所のメガソーラー
千葉事業所のメガソーラー
(出所:不二サッシ)
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関西不二サッシのメガソーラー
関西不二サッシのメガソーラー
(出所:不二サッシ)
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 不二サッシは7月1日、千葉県市原市の千葉事業所とグループ企業の関西不二サッシ(大阪府高槻市)に設置していたメガソーラー(大規模太陽光発電所)が稼働したと発表した。

 いずれも、建物の耐震補強工事を実施した上で、屋根の上に太陽光パネルを設置した。固定価格買取制度(FIT)を活用して、電力会社に売電する。

 千葉事業所には、総容量1.375MWの太陽光発電システムを導入した。設計・施工は、オムロンフィールドエンジニアリングが担当し、太陽光パネルはサンパワー製(250W/枚・5500枚)、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。

 千葉事業所の太陽光発電については、2014年3月から「第1発電所」が稼働しており、今回稼働した「第2発電所」と合わせると、合計2.752MWとなる。これは、屋根置きタイプとしては市原市最大となるという。

 また、関西不二サッシでは、約1.028MWの太陽光発電設備を導入した。設計・施工は、オムロンフィールドエンジニアリングが担当し、太陽光パネルはサンパワー製(327W/枚・3144枚)、パワーコンディショナー(PCS)は日新電機製を採用した。

 今回稼働した両サイトでは、接続箱単位で発電量を監視することで、パネルの異常を検知するシステムを導入した。また、採用した太陽光パネルは、IEC61701の重度6を想定した塩水噴霧試験に合格しているという。

 また、両サイトとも、屋根上へのパネル設置にあたり、生産工場棟の特性に合わせて耐震補強工事を実施した。千葉事業所ではアウトフレーム式、関西不二サッシではスチールプレート式の補強工事を採用した。これにより基幹工場の安全・安心の確保とBCP(事業継続計画)活動が前進したという。