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HOMEエネルギー > 風力発電向けの超高強度モルタル材、BASFジャパン

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風力発電向けの超高強度モルタル材、BASFジャパン

  • 工藤宗介=技術ライター
  • 2017/07/06 08:30
  • 1/1ページ
「マスターフロー 9500」の施工例
英国ウェスト・オブ・ダドゥン・サンズ(West of Duddon Sands)洋上風力発電所のモノパイルトランジションピース接合部に使用(出所:BASFジャパン)
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「マスターフロー 9300」の施工例
英国クレイド(Clyde)陸上風力発電所 のコンクリート基礎とタワー接合部に使用(出所:BASFジャパン)
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マスターフロー 9200」の施工例
トルコ・ベレン(Belen)陸上風力発電所のコンクリート基礎とタワー接合部に使用(出所:BASFジャパン)
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 BASFジャパン(東京都港区)は7月4日、風力発電設備のタワー基礎工事向けに特殊な無収縮モルタル材(グラウト材)を国内に販売すると発表した。

 陸上および洋上風力発電設備の構造要件に適合するように開発した超高強度グラウト材「マスターフロー 9000シリーズ」の国内販売を開始する。従来のグラウト材と比べて、風力発電設備から受ける回転と曲げ、ねじれ、軸方向荷重に対して、優れた耐性と疲労耐久性を示す。

 優れた早強性、最終強度、高い弾性係数を持つ。従来のグラウド材と比べて2倍以上の初期強度を実現し、風力発電タワーを設置する際、より早期のタイミングで施工できる。また、可使時間が2時間以上と長く、施工性を向上した。

 プレミックス製品で、現場で練り混ぜ水を加え、ミキサーで均一に練り混ぜることで、ポンプ圧送可能な流動性を保持する。

 「マスターフロー 9500」は、洋上風力発電設備のモノパイル、トランジションピース、ジャケット式、トリポッド式、トリパイル式、重力式コンクリート基礎の接続部に使用される。洋上風力発電向けコンクリート支持構造に適合する材料として、第三者認証機関DNV GL(Det Norske Veritas Germanischer Lloyd)の型式認証を取得した。

 また、「マスターフロー 9300」は、陸上風力発電設備用の特殊セメント金属骨材系の超高強度グラウト材。「マスターフロー 9200」は、デンマークの風力発電機メーカーVestas社の陸上風力発電設備の構造上要件に対応するために専用開発された。価格は、両製品とも1kgあたり500円前後。

 これまでに欧州をはじめオーストラリア、南アフリカ、メキシコ、ブラジル、チリ、中国、フィリピン、タイといった国の風力発電設備で採用された実績がある。同社は、仙台で7月12~14日に開催される「コンクリート工学年次大会 2017」に同製品を出展する。

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