ニプロは、医療用ソフトウエアのシステム開発・製造・販売などを行う子会社、ニプロシステムソフトウェアエンジニアリングを設立した。本社は山梨県中央市で、資本金は1000万円。現・グロースエクスパートナーズ 代表取締役社長の渡邉伸一氏が代表に就く。

 ニプロはこれまで、主にディスポーザブル医療機器や医薬品を中心とした医療製品の製造販売を展開してきた。しかし今後は、ハードウエアとソフトウエアを含め、システム化された製品やサービスの提供を進めていくことが重要との考えの下、医療現場のニーズを反映させたソフトウエアを専門的に開発する会社を設立するに至った。これまでの事業で培ってきた知識や専門性を結集することで、治療・予防・健康増進といった医療現場のニーズに応えていくとしている。