直流1500V対応のメガソーラーの構成が柔軟に
直流1500V対応のメガソーラーの構成が柔軟に
(出所:TMEIC)
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 太陽光発電用パワーコンディショナー(PCS)大手の東芝三菱電機産業システム(TMEIC)は6月29日、メガソーラー(大規模太陽光発電所)向けに二つの新機種を製品化したと発表した。

 一つは、出力1.250MW・直流入力電圧1500V対応の「SOLARWARE 1250」である。直流入力電圧1500V対応機としては、2017年4月に出力2.5MWの「SOLARWARE 2500」の販売を開始しており、この出力を半分とした姉妹機となる。

 太陽光パネルからPCSまでの直流回路を1500V対応に高電圧化したメガソーラーを、より柔軟に構成できるようになるとしている。

 例えば、出力約6MWで、直流入力電圧1500Vのメガソーラーの場合、この両機を使って、出力2.5MW機を2台、今回の出力1.25MW機を1台で構成できるようになる。

 もう一つは、出力1MW・直流入力電圧1000V対応の「SOLARWARE 1000」である。出力2MW未満の高圧配電線に連系する太陽光発電所で求められている、力率0.8の制御にも対応しており、系統の安定化に寄与できる機種となる。

 両機種とも、「PV Japan 2017」(7月5日~7日:パシフィコ横浜で開催)にパネル展示し、7月に販売を開始する。