ハウステンボスリゾートに設置した「スマートゴミ箱」
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(出所:NSW)
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管理画面のイメージ
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 ハウステンボス(長崎県佐世保市)と日本システムウエア(NSW、東京都渋谷区)は6月29日、太陽電池と通信機を備えた「スマートゴミ箱」を、ハウステンボスリゾート内に実験的に導入したと発表した。

 実証的に導入したゴミ箱は、米BigBelly Solar社の製品で、日本システムウエアが日本市場における代理店となっている。太陽電池で発電した電力でゴミを圧縮するとともに、センサーによってゴミの蓄積状況を把握し、リアルタイムで情報を発信する。

 こうして集めた運用データを分析し、ゴミの収集頻度や人員配置、ゴミ箱配置の最適化など、収集作業を効率化してコスト削減を目指す。

 ハウステンボスでは、メインスタッフにロボットを配した「変なホテル」など、先進的な技術を活用している。今回の実証プロジェクトの結果をもとに、将来的には「わくわくするゴミ箱」の独自開発も計画しているという。

 日本システムウエアは、機器の提供と検証環境の構築を担当する。実証実験を通じて、スマートシティのモデルケースとしてノウハウの蓄積を目指す。