KPK-Aシリーズ
KPK-Aシリーズ
(出所:オムロン)
[画像のクリックで拡大表示]

 オムロンは、住宅用太陽光発電システム向け屋内設置型パワーコンディショナー(PCS)の新製品を8月に発売する。

 実発電量を最大化し、ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)向け電システムに対応したという。定格容量4.0kW「KPK-A40」と5.5kW「KPK-A55」の2タイプをラインアップした。価格はオープン。

 独自の回路設計により電流入力値を33A(KPK-A40)、44A(KPK-A55)に拡大した。同社の従来機種(28.5A)と比べてより高電流の太陽光パネルに対応できる。また、変換効率を96.5%(KPK-A40)、96.0%(KPK-A55)に高効率化した。

 MPPT(最大電力点制御)の高効率により、日照の変わりやすい朝夕や曇りでも最適な電流と電圧値を見つけ出して発電量を最大化するという。

 設置通気口面積を小さくすることで異物や水滴の侵入を防止し、オプション部品なしで洗面所や脱衣所に設置できるようにした。2011年発売の従来機種「KPK」シリーズの取付板がそのまま使用できるため、リプレース時の作業を簡略化できる。

 自立運転時の定格容量は2.0kVA(KPK-A40)、2.75kVA(KPK-A55)に拡大、万が一の停電時も使用できる。KPK-A40の本体寸法は横460mm×高さ280mm×奥行き155mm、重さ約16.0kg。KPK-A55は横550mm×高さ280mm×奥行き171mm、重さ約19.6kg。