ドイツBMW社は2017年6月26日、3代目となる新型「X3」を発表した。X3シリーズで初めて高性能モデル「M」を設定した。半自動運転機能となる運転支援システムやネットワーク接続機能など、先代車より多くの新機能を採用した。

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 発売時のラインアップはディーゼルエンジンを搭載する「xDrive 20d」と「同 30d」、ガソリンエンジンでMモデルの「M40i」の計3種類。発売後すぐに、ガソリンエンジン車の「xDrive 20i」も追加する予定だ。

 xDrive 20dは排気量2.0Lの直列4気筒ディーゼルエンジン、xDrive 30dは3.0Lの直列6気筒ディーゼルエンジン、M40iは3.0Lの直列6気筒ガソリンエンジンで、いずれも8速自動変速機「Sport Steptronic」を組み合わせる。欧州では4輪駆動のみだが、欧州外では後輪駆動モデルも用意する。

 xDrive 20dは、最高出力が140kW/4000rpm、最大トルクが400N・m/1750~2500rpmで、最高速度は213km/h。停止状態から100km/hまで8.0秒で達する。xDrive 30dの最高出力は195kW/4000rpm、最大トルクは620N・m/2000~2500rpmで、最高速度は240km/h。0-100km/hの到達時間は5.8秒となる。

 高性能モデルのM40iは、最高出力が265kW/5500~6500rpm、最大トルクが500N・m/1520~4800rpmで、最高速度は250km/h。0-100km/hの到達時間は4.8秒である。統合燃費はxDrive 20dが18.5~20.0km/L、xDrive 30dが16.7~17.5km/L、M40iが11.9~12.2km/Lとなる。

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