日立システムズは「自治体向け 子育て支援モバイルサービス」の機能を強化し、2016年6月28日に販売を開始した。自治体における子育て支援をサポートするサービスである。

 このサービスでは、子どもを持つ住民に対して、妊娠期から就学までの子育てを一貫して自治体がサポートできる。成人検診・特定検診機能を利用すれば、子どもだけでなく、成人や高齢者の健康促進も支援可能だ。

サービス概要
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 これまで同サービスでは、予防接種スケジュールの自動作成機能や配信機能を提供してきた。今回は9つの新機能を追加。妊婦健診や乳幼児健診のスケジュール表示、子どもの成長記録、子育て関連施設を検索する機能などを利用できるようにした。

 標準機能として追加したのは「子どもの成長記録(身長・体重)」「イベントカレンダー」「施設検索」の3つ。オプション機能として「妊婦健診・乳幼児健診スケジューラー」「専用メールマガジン」「子育てハンドブック」「保育園・幼稚園情報発信CMS」「目的別年齢別検索」「成人検診・特定検診スケジューラー」を追加した。

 標準機能のみの利用料は月額2万3000円(税別)から。初期導入費が別途必要となるほか、オプション機能は別途見積もりとなる。価格は自治体の人口規模などにより異なる。住民からの問い合わせには日立システムズのコンタクトセンターが対応する。