「大熊エネルギー・メガソーラー発電所」完成イメージ
「大熊エネルギー・メガソーラー発電所」完成イメージ
(出所:NTTファシリティーズ)
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 NTTファシリティーズ、北芝電機、大熊町、福島発電は6月23日、福島県大熊町大字大川原に約11.7MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「大熊エネルギー・メガソーラー発電所」を建設すると発表した。

 4者の出資により「大熊エネルギー合同会社」を設立し、事業主体とする。個人地権者の保有する約16万m2の土地を賃借して建設する。6月13日に着工し、2017年7月1日に発電を開始する予定。年間の予想発電は約1万2700MWhを想定し、これは一般家庭約3500世帯分の消費電力に相当する。

 NTTファシリティーズがEPC(設計・調達・施工)サービスを担当し、太陽光パネルはサンテック・ジャパン製、パワーコンディショナー(PCS)は独SMAソーラーテクノロジー製、架台はNTTファシリティーズ製を採用する。

 同発電事業は再生可能エネルギー発電設備等導入基盤整備支援事業補助金を活用しており、竣工後は発電事業の収益の一部が福島県再生可能エネルギー復興推進協議会を通じ、避難解除区域など12市町村での復興支援事業に活用される。