「Skeeper mama」本体(左)とアプリ画面(右)
「Skeeper mama」本体(左)とアプリ画面(右)
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 ソフトバンクは2016年6月27日、企業と消費者をつなぎ商品化を支援するプラットフォーム「+Style(プラススタイル)」の新製品に関する記者説明会を開催した。発表した製品の1つが、韓国Smartsound社の「Skeeper mama(スキーパー ママ)」だ。2016年7月下旬に+Styleのショッピング部門に追加予定で、価格は1万6000円を予定している。

 Skeeper mamaは、内蔵するマイクロフォンで心臓の音を測定し、専用アプリで測定データを管理・記録、データに基づいて食事のアドバイスや運動を提案するデバイスだ。胸部周辺や腹部に当てることで、妊婦や胎児の心音を読み取ることができ、正常なBPM(beats per minute)と比べることで妊婦や胎児の健康状態やストレス度合いを判断する。対象は、妊婦と妊娠30週以降の胎児、新生児だ。

 「Heart Sound Capturing」と呼ぶ独自技術を搭載した。これにより医療用電子聴診器レベルの品質の音声取得が可能で、音声処理技術により正確な測定ができるという。さらに「デバイスを服の上から当てても心音を読み取れる」(Smartsound社)。

 外部の雑音や、妊婦と胎児の心音の聞き分けはどのように行っているのか。「妊婦の心音は300~500Hz、胎児の心音は500~800Hz。アプリ側で妊婦と胎児どちらの心音を測定するのかを設定しておけば、聴き分けが可能だ」(Smartsound社)。

 記録した母親の心音データに音楽を乗せた世界にたった1つの子守歌を作ることもできるという。新生児も、「胎内で聴いていた心音を聴くと落ち着くのではないか」(Smartsound社)。