熊本山鹿ソーラーパークA
熊本山鹿ソーラーパークA
(出所:スマートソーラー)
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熊本山鹿ソーラーパークA
熊本山鹿ソーラーパークA
(出所:スマートソーラー)
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 太陽光発電の開発、施工、運営を手掛けるスマートソーラー(東京都中央区)は、熊本県にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を竣工した。

 和水町(なごみまち)に建設を進めていた出力約2MWの「熊本山鹿ソーラーパークA」で、6月20日に竣工式を開催した。

 丘陵地帯の地形に合わせて造成し、太陽光パネル8082枚を4カ所に分散配置した。パネルの設置容量は2.46MW、年間発電量は273万kWhを見込み、これは一般家庭約800世帯分に相当し、160万kgのCO2削減効果が見込める。固定価格買取制度(FIT)の売電単価は36円/kWh。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは関電工が担当し、太陽光パネルは中国トリナ・ソーラー製、パワーコンディショナー(PCS)は中国HUAWEI製、遠隔監視システムは富士アイティ製を採用した。O&M(運営・保守)はスマートソーラーが担当する。

 スマートソーラーの開発した3次元架台「スマートアレイ」により影・方位・傾斜角のばらつきに伴うロスを最小化したという。

 熊本山鹿ソーラーパークは、A/B/C/Dの4つの発電所から構成され、4発電所合計の設置容量は53MWになる。BとCは現在建設中、Dは開発準備中(関連記事:スマートソーラー、山鹿市にメガソーラー建設)。

 スマートソーラーは、全国30カ所。合計201MW超のメガソーラーの開発を手掛ける。うち20カ所60MWが完成済み、6カ所91MWが現在建設中、4カ所が開発準備中。また、自社所有発電所は6カ所9MW、出資発電所は10カ所135.8MWになる。