新生銀行は6月16日、岩手県宮古市に開発中の、出力約30MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)に対し、融資契約を締結したと発表した。

 プロジェクトファイナンスを組成し、約107億円を上限に融資する。

 新生銀行では、再生可能エネルギーによる発電事業などへのプロジェクトファイナンスによる融資を成長分野と捉え、取り組みを強化している。

 その中で、これまで注力してきた国内の太陽光発電事業者向けに加え、最近では外資系の投資家が主な出資者となる優良なメガソーラー向けに注力しているとしている。

 岩手県宮古市の出力30MWは、外資系のソネディックス(Sonnedix)による投資運用として、太陽光発電所を開発・運用としている日本ソーラーサービシズ(東京都港区)が発電事業者となる(関連ニュース)。

 EPC(設計・調達・施工)サービス、O&M(運用・保守)ともに、大和ハウス工業が担当する。

 新生銀行は、スペイン系のエクセリオ・ジャパン(東京都中央区)による、鹿児島県隼人町の出力約16.7MWのメガソーラーへの融資も決定している。