英Solarcentury社が建設したメガソーラーの例
英Solarcentury社が建設したメガソーラーの例
(出所:Solarcentury)
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 英国の再生可能エネルギー事業者であるSolarcentury社は22日、メキシコでメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設すると発表した。2カ所合計の連系出力が170MWとなる。

 同プロジェクトは、中国の太陽光パネル大手であるJinkoSolar社が受注し投資する入札案件で、Solarcentury社が建設を担当する。全227件の公募案件に対して69の入札者があり、落札された17件のうちの2件を両社が獲得したという。

 2件の内訳は、中西部にあるハリスコ(Jarisco)州ビボリージャス(Viborillas)に建設する連系出力100MWと、南東部のユカタン半島北部に位置するユカタン(Yucatan)州クンクヌル(Cuncunul)の連系出力70MWである。

 これら2件のプロジェクトではJinkoSolar社が出資したうえで、太陽光パネルを供給する。Solarcentury社がシステム設計、技術、太陽光パネル以外の部材調達、施工および竣工後の運営と保守(O&M)までを請け負うとみられる。

 今回の公募案件を受注できたことから、Solarcentury社は2016年9月に予定されている2回目の公募にも応札する計画という。

 Solarcentury社は、アフリカ東部で最大規模のメガソーラー、ケニアの首都・ナイロビのショッピングモール向けソーラー・カーポートや学術施設向けの蓄電池併設型システムなどのプロジェクトで実績がある(関連記事)。