FIT電気を活用して再エネ比率を高めた
FIT電気を活用して再エネ比率を高めた
(出所:コープみらい)
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 コープみらい(さいたま市)は6月8日、組合員向けに再生可能エネルギーの発電比率の高い電気を供給する電力サービス「コープデリでんき」を発表した。再エネ比率の高い「FIT電気メニュー」と、リーズナブルな「ベーシック電気メニュー」の2つのメニューを用意した。

 「FIT電気メニュー」は、固定価格買取制度(FIT)を利用した再エネ事業で発電した「FIT電気」の比率が約75%で、日本生協連の子会社である地球クラブ(東京都渋谷区)の取次ぎとして供給する。電源内訳は、バイオマスが60%、太陽光が10%、風力が5%となる。

 また、「ベーシック電気メニュー」は、FIT電気比率約30%の電気をエネサーブ(滋賀県大津市)から調達し、割安感を重視した料金体系で供給する。

 参考価格は、40A契約1カ月使用電力量400kWhの場合の試算で、従来の電気料金が1万1147円のところ、「FIT電気メニュー」は割引率1.1%の1万1025円、「ベーシック電気メニュー」は、割引率7.6%の1万303円。

 2017年7月10日から申し込みを開始し、2017年秋(9~10月)から供給開始する。コープみらいでは、2つのメニュー合計で2019年度末までに8万世帯への供給を目指す。