画像解析プログラムが料理の領域を自動判別するイメージ
画像解析プログラムが料理の領域を自動判別するイメージ
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 ウィットは、同社の食事管理アプリ「あすけん」に、ソニーが開発した食事画像解析技術を採用したことを発表した。Android版は2016年6月20日に公開、iPhone版は、近日中にリリースされる予定である。

 あすけんアプリは、投稿された写真を10万種類以上のメニューデータベースと照合し、推測された料理内容から14種類の栄養素の過不足を算出。その分析結果を基に、栄養士監修の食生活改善アドバイスを自動提示し、ユーザーの健康増進やダイエットをサポートする。

 ウィットは既に2012年からPCブラウザー版のあすけんにソニーの食事画像解析技術を搭載、ソニーはあすけんに蓄積されたデータを対象として3年以上にわたる研究・改良を行ってきた。その後、あすけんのデータの増大(2016年5月末現在、会員約80万人・3億レコード超)と、ソニーにおける深層学習の採用を含む機械学習技術の革新により、自動判別できる料理の種類が大幅に増加。判別精度の向上が実現した。この食事判別精度の大幅な向上を受け、スマートフォンアプリ版のあすけんにもソニーの技術を搭載し、一般ユーザーへの公開を開始した格好だ。

 同技術の搭載により、ユーザーが料理の写真を登録すると、プログラムが自動で料理の領域を判別して料理内容を推測。あすけんに登録されているメニューデータベースから詳細なメニューの選択肢が提案される。ユーザーは手動で入力する必要がなくなり、簡単にメニューを選べるようになる。

 対象OSはAndroid 4.0以上を推奨。同技術はプレミアムサービス(税込300円/月額)利用、および無料で7日間利用できるプレミアムサービスお試し期間中のユーザーが利用できる。