案件を登録する画面の一部
案件を登録する画面の一部
(出所:ラプラス・システム)
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 ラプラス・システム(京都市)は、太陽光発電設備におけるO&M(運営・保守)事業をサポートするシステム「O&M Assist」を、6月1日にリリースした。企業の受注したO&M案件ごとの各種情報を一元管理することで、効率的な保守点検やレポート作成をサポートする。

 同社の太陽光発電遠隔監視・表示システム「Solar Link ARCH」を利用する顧客企業向けの支援ツールで、固定価格買取制度(FIT)の改正により太陽光発電設備の保守点検や運転状況の報告が義務化されたことを受けて開発した。

 案件の住所や事業者といった基本情報に加えて、メンテナンス情報やトラブル情報、図面・写真・契約書などのドキュメントも案件に紐付けて一元管理できる。

 Solar Link ARCHと連携してパワーコンディショナー(PCS)の故障履歴、システム障害履歴、受変電設備の異常履歴、発電診断履歴を反映できる。また、「グーグルカレンダー」と連携して、定期メンテンナンスの予定をスケジュール画面に反映できる。リマインダー機能で担当者にメール通知することで対応漏れを防げる。

 トラブルの内容や原因の考察、対訳の検討、効果検証などをすべて記録し、トラブル対応の進捗や詳細なメンテナンス状況を共有できる。また、案件情報やトラブル情報、作業日時などの必要な情報を探し出せるキーワード検索、複数の案件や各マスター情報をCSV形式で一括インポート・エクスポートする機能を搭載した。

 対応OSはWindows 7/10。対応WebブラウザーはMicrosoft Edge、Internet Explorer 11、Google Chrome、Mozilla Firefox。