太陽光パネル容量で455MWに達する
太陽光パネル容量で455MWに達する
(出所:ソフトバンク)
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 トリナ・ソーラーは6月12日、ソフトバンクグループがインドで稼働した出力455MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)に同社の太陽光パネルを供給したと公表した。プロジェクト開発・運営は、ソフトバンクグループのSB Energyとなる。

 インド・アンドラプラデーシュ州カルヌール地方に建設した「Ghani Sakunala Solar Park」 で今年3月29日に竣工した。世界で7 番目に大きな太陽光発電所となるという。太陽光パネルの設置容量は455MW、連系出力は350MWとなる。インドの70 万以上の世帯に電力を提供できるという。

 発電事業者のSB Energy は、ソフトバンクのほか、BhartiEnterprises社、Foxconn Technology Group の3社による合弁会社。

 今回の案件は、トリナ・ソーラーがこれまでにインドで契約したメガソーラープロジェクトのうち、単独で最大規模になる。多結晶シリコン型太陽光パネル「TALLMAX」(72 セル)を供給した。

 プロジェクト開発の基礎的な技術設計は、SB Energyが担当した。太陽光パネルの洗浄と現場のメンテナンスに先端的な技術を導入したという。加えて、パネルの盗難防止と対人安全性で、高度なセキュリティー体制を構築した。二重のフェンス構造としたほか、TVカメラを設置してSCADA(Supervisory Control And Data Acquisition)システムにより遠隔監視しているという。

 トリナ・ソーラー会長兼最高経営責任者(CEO)の高紀凡(Jifan Gao)氏は、「今回のプロジェクトは、2022 年までに100 GWの太陽光発電所を導入するというインドの国家目標の実現に貢献できる」とのコメントを公表した。