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HOMEエネルギーメガソーラー > 0.2秒単位で日射測定、産総研が新型センサーを開発・製品化

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0.2秒単位で日射測定、産総研が新型センサーを開発・製品化

  • 金子憲治=日経BP総研 クリーンテック研究所
  • 2017/06/16 19:04
  • 1/1ページ
試作したプロトタイプ
(出所:日経BP)
[画像のクリックで拡大表示]
PVMSと従来の日射計の比較
日射変動が顕著な場合も高精度に測定できる(出所:産総研)
[画像のクリックで拡大表示]

 産業技術総合研究所(産総研)は6月14日、太陽電池モジュール型の日射センサーを開発したと発表した。従来の一般的な日射計に比べ、短期間で高精度の測定が可能になったという。

 従来、一般的にメガソーラー(大規模太陽光発電所)などで設置されている日射計は、日射を熱に変換して測定しているため、測定の速度と精度に課題があったという。例えば、流れる雲間から日射が差すような天候では、日射の変化に対応できず、実際の日射量との誤差も大きくなったという。

 今回開発した「太陽電池モジュール型日射センサ(PV module irradiance sensor : PVMS)」は、一般に市販されている太陽電池と基本的に同じ構造で、太陽電池セル(発電素子)、カバーガラスなどの部材も同じものを採用した。そのうえで、日射計測に適した仕様にした。

 熱的な測定でなく、太陽電池セルによる電気的な反応をセンサーとしているため、太陽電池と同様の応答性を持ち、0.2秒程度の高速測定が可能になったという。これにより、雲間からの日射など日射変動が顕著な気象条件においても、ほぼ終日±1%以内、半年間の連続測定でもばらつき(σ)0.4%以内という高精度な野外測定が可能になったという。

 太陽電池と同じ部材を使っているため、低コスト化にも有利で、すでに今回の研究成果をもとに、大きさの異なる3タイプのPVMSがケー・アイ・エス(長野県佐久市)から市販されているという。

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