スマートフォンやPCにBluetooth Low Energy(BLE)の周辺機器をつなぐのは面倒くさい。そんな感想を持っている利用者は少なくない。初回接続時にはBluetoothデバイスの選択とPINコード入力、登録後も再接続時、Bluetoothデバイス選択を要求されるからだ。

VitaNet社長兼CEOの山田健雄氏
VitaNet社長兼CEOの山田健雄氏

 この問題を解決する仕組みが現れた。米VitaNet社が開発した「VitaNet Secure」である。簡単接続に加え、安全性も確保しているのがウリだ。VitaNet社は米国企業といっても、社長兼CEOの山田健雄氏は日本人。日立製作所でスーパーコンピューターのCPU設計などに従事した後、外資系企業の本社や日本法人社長などを務めた経歴を持つ。「起業に関するインフラではシリコンバレー周辺がそろっていることから、米国に本社を置くことにした」(山田氏)という。