矢吹テクノパーク内の未入居地を活用。4カ所で合計出力8.284MW
矢吹テクノパーク内の未入居地を活用。4カ所で合計出力8.284MW
(出所:三菱マテリアル)
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グループの所有地を活用し、5カ所でメガソーラーを運営
グループの所有地を活用し、5カ所でメガソーラーを運営
(出所:三菱マテリアル)
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 三菱マテリアルは6月15日、福島県において、合計出力約8.3MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「矢吹太陽光発電所」が稼働を開始したと発表した。

 発電事業者は、三菱UFJリースと折半出資で設立したSPC(特定目的会社)である、エルエムサンパワー(東京都千代田区)となる。

 福島県西白河郡矢吹町にある、子会社の三菱マテリアル不動産が運営している、矢吹テクノパーク内の4区画の未入居地を活用した。

 区画ごとの四つの太陽光発電所で構成しており、合計の敷地面積は10万3624m2で、太陽光パネル出力は合計8.284MW、連系出力は合計6.544MWとなっている。

 それぞれのパネル出力は2.592MW(連系出力:1.995MW)、2.133MW(同:1.719MW)、1.922MW(同:1.500MW)、1.637MW(同:1.330MW)である。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは、千代田化工建設が担当した。太陽光パネルはソーラーフロンティア製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。

 エルエムサンパワーにとって、5カ所目のメガソーラーの稼働となった。5カ所の合計出力は24.7MWとなっている。エルエムサンパワーのメガソーラーの開発では、主に、三菱マテリアルグループが土地の確保など、三菱UFJリースが資金や契約手続きなどを担っている。

 これまで稼働済みの4カ所は、福岡県京都郡刈田町の出力2.58MW(三菱マテリアル・九州工場の近隣地)、茨城県桜川市の出力2.476MW(工業団地内の三菱マテリアルの所有地)、福井県福井市の出力2.58MW(三菱マテリアルの子会社、三菱電線工業の福井製作所内)、宮城県栗原市の出力8.786MW(三菱マテリアルの子会社、細倉金属鉱業の採掘物の堆積場)である(メガソーラー探訪の関連記事)。