太陽光発電と蓄電池を導入する効果の算出例
太陽光発電と蓄電池を導入する効果の算出例
(出所:日本アジアグループ)
[画像のクリックで拡大表示]

 日本アジアグループは6月15日、傘下の事業会社である国際航業(東京都千代田区)が、電気料金プラン最適化サービス「エネがえる」の新たな機能として、「太陽光&蓄電池効果診断サービス」を加えると発表した。6月20日に提供を始める。

 住宅に太陽光発電システムや蓄電池を設置した場合の効果を、設置する建物の消費電力の実測値データを基に金額で算定する。これにより、最適な電気料金プランを提案できるとしている。

 効果は、「余剰売電額」、「自家消費による電気代削減額」、「夜間充電・昼間放電による電気代差額」、「設置後の推定買電量における最適な電気料金プランに変更することによる電気代差額」という、四つの項目で算定する。

 政府が進めている、ネット・ゼロ・エネ ルギー・ハウス(ZEH:創エネ量と消費電力量が差し引きゼロ以下を目指す住宅)化に対応するサービスと位置付けている。今回のサービスのような算定の需要が、住宅メーカーやリフォーム事業者、太陽光発電や蓄電池関連事業者などを中心に高まると予想している。