タニタとつくばウエルネスリサーチ(TWR)は、自治体向け健康支援サービスの提供を目的とした包括的な業務提携を締結。両社が培ってきたノウハウを連携させ、住民の健康増進や医療費適正化をサポートする新たな健康支援サービスの販売を、2016年6月10日に開始した。

 今回の健康支援サービスでは、タニタが自治体や企業に向けて提供している医療費適正化パッケージ「タニタ健康プログラム」に、つくばウエルネスリサーチが開発した10万人以上のデータによる科学的根拠(エビデンス)に基づくプログラムを融合。つくばウエルネスリサーチのプログラムに、タニタの健康計測機器や「タニタ健康プログラム」を連携させることで、さらに効果的な健康づくりに寄与する。

 システム面では、複数メーカーの計測機器やサービスとの連携も想定してオープンプラットフォーム化を進め、自治体のさまざまなニーズへ柔軟に対応する。また、自治体がインセンティブ制度を導入する際には、「健幸ポイントシステム」としてワンストップで提供。日々の健康づくりの努力と成果に応じて「健康ポイント」を付与・管理する仕組みで、利用者のモチベーション向上をはかる。

 今後は、両社で自治体向けにサービスの提案活動を推進。3年間で延べ300自治体での導入を目指す。