中国のパワーコンディショナー(PCS)大手であるサングロウ(Sungrow)社は5月18日、出力40MWで世界最大となる水上メガソーラー(大規模太陽光発電所)が安徽省淮南(わいなん)市で系統に接続され稼働を開始したと発表した。

 同メガソーラーが建設された地域には、以前、炭鉱があり石炭を採掘していた。多雨な気候のため洪水によって水没してしまい、現在の水深は4~10mという。鉱害による水質汚濁が深刻なため、この地域の土地には価値がないとされていた。

 現地の地方自治体の専門家は、「メガソーラーによってこの地域の土地が活用されるだけでなく、水面による冷却の効果で発電量の向上も見込める」と説明している。

 PCSは同社製を採用している。筐体として20フィート型コンテナを活用し、輸送コストを抑制したという。太陽光パネルなどの詳細は未公表。

中国・安徽省淮南市で稼働を開始した40MWの水上メガソーラー
中国・安徽省淮南市で稼働を開始した40MWの水上メガソーラー
(出所:Sungrow Power Supply Co.)
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