三輪タイプ
三輪タイプ
(出所:HTM-Japan)
[画像のクリックで拡大表示]
二輪タイプ
二輪タイプ
(出所:HTM-Japan)
[画像のクリックで拡大表示]

 太陽光発電関連を手掛けるHTM-Japan(埼玉県上里町)は6月6日、電動二輪車「こむぎっち電気バイク」と電動三輪車「原動機付三輪 こむぎっちカーミニ」を製品化したと発表した。7月4日に発売する。

 同社の太陽光発電システム付きカーポートと併用することで、100%再生可能エネルギーの走行が可能になるとしている。

 拠点を置く埼玉県上里町において、国土交通省の認定を受けて実施された超小型モビリティ利活用実証実験では、同社の超小型モビリティが採用された。

 この実証実験では、再エネ電力だけで運用できることが確認できた。実証実験時に判明した、いくつかの問題点を改善して開発したとする。

 自動車を複数台、所有している地方におけるセカンドカー、サードカーとしての利用を想定している。

 従来の自動車やバイクの常識の逆を行く、「遅い・ダサい・狭い」をコンセプトに開発した。例えば、上里町内での移動は、「そんなに急ぐ必要が少ないので、遅くて構わない」という発想を前提にした。

 通勤に利用する場合、勤務先に同社の太陽光発電システム付きカーポートが導入されていれば、日中の執務中に充電でき、出勤や退勤時に使う電気を賄える。

 三輪タイプの寸法は2240mm×1190mm×1485mmで、モーターの出力は600W、乗車人数は1人となっている。

 二輪タイプは販売価格が26万8000円(税抜き:以下同じ)、三輪タイプは59万8000円で、いずれも充電器の価格は8000円となる。

 また、「こむぎっちカーポート」の希望小売価格は185万円で、寸法は高さが2200mm~3416mm、奥行きが6400mm、開口が6300mm。太陽光発電システムの出力は5.4kWで、太陽光パネル18枚を載せる(関連ニュース)。