「Babcock Ranch」プロジェクト立ち上げの際に、記念の太陽光パネルにサインをするKitson & Partners社代表のSyd Kitson氏
「Babcock Ranch」プロジェクト立ち上げの際に、記念の太陽光パネルにサインをするKitson & Partners社代表のSyd Kitson氏
(出所:Kitson & Partners)
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 米国フロリダ州のディベロッパーであるKitson & Partners社は「アースデイ」の4月22日、メガソーラー(大規模太陽光発電所)を町内に設置し、太陽光だけですべての電力需要分を賄える町「Babcock Ranch」の開発を同州の南西部で始めたことを明らかにした。

 同社では、文字通り「ソーラーシティ」となる町は、世界初だとしている。

 メガソーラーの名称は、「FPL Babcock Solar Energy Center」で、Babcock Ranchの町内にある179万㎡の用地に74.5MWの太陽光パネルを設置する。

 町の開発が完了した時点で、メガソーラーによる発電量が町内で消費される電力需要を上回るという。

 同メガソーラーの竣工と系統への連系は、2016年末までに完了すると見込む。

 Babcock Ranchは、ニューヨーク州のマンハッタン島とほぼ同じ広さの約1万8000エーカー(約73㎢)の土地に持続可能で健康的、革新的な町を作るというもの。

 第一段階の開発は、2017年までに完了する予定で、1100世帯の住宅と付随する商業施設やアメニティを建設する計画である。

 町の開発が完了した時点では、1万9500軒の住宅と、約56万㎡におよぶ商業施設やコミュニティ空間などが完成し、約5万人が暮らす町になるとしている。