PFUの開発製造拠点「ProDeSセンター」
PFUの開発製造拠点「ProDeSセンター」
(出所:オリックス)
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 オリックスは5月26日、情報インフラ関連を手掛けるPFU(石川県かほく市)の開発製造拠点である「ProDeSセンター」(石川県かほく市)の屋根上を活用し、出力949.5kW の太陽光発電システムを設置すると発表した。

 PFUは、富士通グループで、イメージスキャナの大手。KIOSK(キオスク)向けの端末などを手掛けている。

 太陽光発電システムを設置するProDeSセンターは、かほく市高松に位置し、屋根上の面積は8316m2。オリックスが屋根上を借り、3652枚の太陽光パネルを並べる。

 買取価格は24円/kwh(税抜き)で、北陸電力に売電する。

 2017年9月に運転を開始する予定で、初年度の年間発電量は、一般家庭約280世帯分の消費電力に相当する、100万5192kWhを見込んでいる。

 設計・施工は、三晃金属工業が担当する。太陽光パネルは東芝製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。

 オリックスが開発中・運営中の太陽光発電事業は、地上設置型で合計出力800MW 以上、屋根設置型で同100MW以上あり、合計約990MWに拡大している。

 このほか、地熱発電、木質バイオマス発電事業、蓄電池のレンタル、太陽光発電システムの販売など、再生可能エネルギー関連事業に取り組んでいる。