日立製作所は5月26日、大分県宇佐市で開発中である、出力約50MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)のEPC(設計・調達・施工)サービスを受注したと発表した。

 受注したのは、スパークス・グループが開発している「SGET宇佐メガソーラー発電所」である(関連ニュース)。

 ゴルフ場の建設予定地だった土地を、メガソーラーに活用する。敷地面積は約135haである。

 発電事業者は、スパークス・グループが設立したSPC(特定目的会社)のSGETみやこメガソーラーとなる。同日に着工しており、2018年10月に運転を開始する予定となっている。

 買取価格は40円/kWh(税抜き)で、無制限・無補償の出力制御には該当しないとしている。

 稼働後の年間発電量は、一般家庭約1万5000世帯の消費電力に相当する、約5万5000MWhを見込んでいる。

 日立にとって、スパークスから受注した5カ所目のメガソーラーとなる。

 太陽光パネルは韓国LGエレクトロニクス製、パワーコンディショナー(PCS)は日立製作所製を採用した。PCSは、出力660kW・直流1000V対応機を設置する。

 日立では、これまで合計出力約650MWの太陽光発電システムを受注し、このうち約260MWが稼動済みとしている。