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 ソニーは、フルHD医療用モニターの新モデルとして、27型の「LMD-2735MD」と24型の「LMD-2435MD」を発表した。予想実売価格はLMD-2735MDが49万円、LMD-2435MDが45万円(ともに税抜)。発売日は2016年6月1日。

 両モデルは、LEDバックライトを搭載するフルHD(1920×1080画素)のIPS液晶パネルを採用。入力端子はコンポジットビデオ、Sビデオ、アナログRGB/コンポーネント、HD(SD)-SDI、DVI-Dの端子を1系統ずつ装備する。さらに、外部制御端子(RS-232CおよびEthernet)も備えることで、医療用途での幅広い運用に対応する。

 2014年発売の既存モデル「LMD-2765MD」「LMD-2760MD」と同様にスリムなデザインを踏襲しており、奥行きはともに78mm。ベゼル幅を狭くすることでコンパクトサイズを実現するほか、向きの調整などで掴みやすいように人間工学に基づいたデザインを採用する。

 医療現場での運用を考慮し、ファンレス機構で騒音やダストの還流を抑制。電源は標準のAC入力に加えて、オプションACアダプター「AC-120MD」でのDC入力にも対応する。また、モニター表面をフラット化して拭き取りやすくすることで衛生面を高めている。

 モニター下部に配置された操作ボタンは、ナビゲーションなどにも対応する発光機能を装備。画面回転や反転、ピクチャーインピクチャーなどにも対応する。