これまでに知られている睡眠の機能のひとつに「記憶の定着作用」がある。感覚情報の知覚は体の各部位から脳の低次な領域、そしてより高次な領域に伝わることで起こる。一方、睡眠時には感覚情報を知覚する機能が低下するため、知覚記憶の定着には、脳のより高次な領域から低次な領域へ逆に情報が伝わる「トップダウン回路」を介した内因的な情報処理が重要であると考えられる。
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