図1 プロジェクターで投影した矢印が動くことで視認性を高める
図1 プロジェクターで投影した矢印が動くことで視認性を高める
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 三菱電機は、矢印や文字、図形などのアニメーションを、プロジェクターで通路の床や扉に投影して人を円滑に誘導する「アニメーションライティング誘導システム」を発表した(ニュースリリース)。報道関係者向けに開催した研究開発成果披露会で、コンセプトモデルを展示した(図1)。2020年の東京オリンピックでの利用を目指すという。

 アニメーションライティング誘導システムは、動きを伴うアニメーションで誘導を指示する(図1)。図形や文字などの単純な表示に比べ視認性が高まる利点があるとする。今回の報道陣向けデモ展示では、通路の床に目的地の方向を示す矢印を表示したり、エレベーター乗り場で前の床やエレベーターの扉に案内表示して利用者を誘導したりするデモを見せた(図2)。エレベーター乗り場のデモでは、ICカードなどを用いた施設のセキュリティー設備と連携し、利用者を特定して乗るべきエレベーターを指示する、といった利用法を想定している。

図2 矢印が動いて、利用するエレベーターを示す
図2 矢印が動いて、利用するエレベーターを示す
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