「南相馬川房発電・メガソーラー発電所」完成イメージ図
「南相馬川房発電・メガソーラー発電所」完成イメージ図
(出所:NTTファシリティーズ)
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 NTTファシリティーズと北芝電機(福島市)は、福島県南相馬市内に太陽光の設置容量約14.256MWのメガソーラー発電所「南相馬川房発電・メガソーラー発電所」を建設する。発電事業者として南相馬川房発電合同会社(福島市)を設立し、5月24日に工事を開始した。発電開始は2018年9月1日の予定。

 同発電所は、再生可能エネルギー発電設備等導入基盤整備支援事業補助金(福島県再エネ復興支援事業)を活用したもの。竣工後は、発電事業の収益の一部を福島県再生可能エネルギー復興推進協議会を通じて避難解除区域など12市町村の復興支援事業に活用する。

 南相馬市小高区の元農地に建設する。連系出力は9.9MW。太陽光パネルはソーラーフロンティア製(6万536枚)と京セラ製(1万4960枚)を組み合わせた。架台はNTTファシリティーズのオリジナル品。パワーコンディショナー(PCS)は日立製作所製を採用する。

 想定年間発電量は約1万5900kWhで、一般家庭消費電力の約4400世帯分に相当する。固定価格買取制度(FIT)の買取価格は32円/kWh。設計はNTTファシリティーズ、施工は協和エクシオが担当した。事業費にかかる補助金の割合は、発電設備の5分の1および送電設備の3分の2。