シャープの堺工場
シャープの堺工場
(出所:日経BP)
[画像のクリックで拡大表示]

 シャープは5月25日、同社を買収する台湾・鴻海科技集団の郭台銘・総裁、 戴正呉・副総裁による、エネルギーソリューション事業に関するコメントを公表した。

 「大切なお客様と取引先の皆様へ」と題し、エネルギーソリューション事業に関して、「シャープブランドの継続、維持、強化」、「どこよりも行き届いたアフターサービスと革新的な太陽光とエネルギー関連機器をお届けし、エネルギーソリューション事業を拡大すること」を、「私たちの心からの誓約としてお伝えします」としている。

 シャープの太陽光パネル製造・販売を中心とする同事業には、事業の売却や縮小の可能性を指摘する報道が相次いでいる。このような状況の中、同事業に対して「完全にコミットしていること」、「今まで同様にアフターサービスを継続するのみならず、これからも新たな革新的なソリューションやサービス」を提供することを表明した。

 シャープが50年間以上、太陽光事業を続け、顧客との関係を積み上げてきたこと、太陽光事業部門が蓄積してきた技術や知見に対して、強く感銘していることを強調しており「私たちは、出資手続き完了後、鴻海の持つ生産技術と全てのリソースを注ぎ込み、シャープの太陽光事業の競争力強化に邁進する」としている。